倫敦巴里

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help リーダーに追加 RSS 嗚呼、親指シフトよ!!

<<   作成日時 : 2007/09/26 14:40   >>

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部屋の片づけをしていたら写真のようなものが出てきた。懐かしき「オアシスポケット」よ。しかも「親指シフト」バージョンだ。
「親指シフト」ああ懐かしや。

結婚した時、寺の住所管理のため、ワープロを購入しようとしたら、女房が事務職時代に、会社で富士通のワープロを使っていて「親指シフト」しか使えないというので、購入するワープロを富士通の「親指シフト」モデルにして、ついでに私も「親指シフター」になろうかな?と決心した次第。

それ以前から「親指シフト」が、日本語入力に特化した日本語入力のためのキーボードであるということは知っていた。
タイプライターでの英文を入力しづらくしたと言われるQWER配列や、JISの非合理的な仮名配列とは違った、日本語の入力に適したものをということで開発されたものだった。
録音からの文書起こしとか、大量に文字入力するお仕事で使われている事が多く、そう言えば、印刷屋時代、確かに文字入力は「親指シフト」だった。(高速入力のみを要求される入力の仕事を見ながら辛そうだなぁと思っていた)
親指シフトは、作家の方で愛用者も多いと聞いた。出版社から文字入力は親指シフトですよ、と言われたりするのかも知れない。
だから「これを機に私もブラインドタッチの高速親指シフター」の仲間入り! と思ったのだった。

例えば「東京特許許可局」なんてのをローマ字入力すると、「TOUKYOUTOKKYOKYOKAKYOKU」なんて打たなければならないけれど、親指シフトだと概ね仮名の数だけ打てば済む。
ローマ字入力だと倍以上になるし、いちいち頭の中でローマ字に変換しなければならない。
この差は大きいのです。

それまでは「ひらがな入力」していたが、切り替えはそんなに難しくはなく、スムーズに切り替わったと記憶している。
慣れてきたら、どこでも入力できるようにと、オアシスポケットを買い、これで原稿を入力して、メモリーカードで母艦オアシスに移し、訂正して、フロッピーにMS-DOSに変換して雑誌のデザイン担当に渡す、ということをしていた。
プロセスを振り返ると「なんと昔の話か」と思うが、……でも15年前の話しである。
15年でいかに変わったか、である。

今、親指シフトはどうなっているのだろう。
ちょっと前まで、富士通のノートパソコンにはラインナップされていたし、直販でも買えた。ワープロソフト「OASYS」では当然サポートしてるし、キーボードもあるようだ。
まだまだ「親指シフト」でなきゃ、という人がいるということだろう。

HPを探してみたら「日本語入力コンソーシアム」なんてのはまだあったのね。
http://nicola.sunicom.co.jp/
これには一応アップル・ジャパンなんかも参加しているし、多くのメーカーが参加しているはずなのだけれど、今、実状はどうなっているのだろう。もうどうにもならないんだろうと思う。これからどうこうというものではなく、愛用者が困らないようにサポートする、くらいのことしかできないのではないか。

結局、この優れたシステムが、一般に浸透することは無かったというのが残念でならない。
パソコンというものは、結局のところ「外国のものだ」という状況は今も変わっていないということだろうと思う。
アップルにしても、ウィンドウズにしても、パソコンの心臓部CPUも、OSもアメリカ製である。
パソコンの用途も、文字入力からWEBへとウェイトが移行して、アドレスの入力など、逆にアルファ「ローマ字」という、小学生から身につけた文化があるので、アメリカ型のハードをそのまま使うことができたから、よかったのかも知れない。
おそらくパソコンを使う大部分の人は、JIS仮名入力は使ってないのではないだろうか?
どれだけの人がJIS配列をつかっているのだろうか?

「親指シフト+B-TRON」という国産タッグも成立しなかった。これができていたら状況は変わったかも知れない。教育・行政機関に、このタッグで浸透できたら、パソコンというものの位置も変わっていたかも知れない。

私自身、やはり住所録管理をするためと、簡単なDTPをするためににMacのパワーブックを買った時点で、仕方なく「ローマ字入力」に切り替え、現在に到っている。
当時、Macに親指シフトを、というキーボードとソフトもあったように記憶しているが、若干問題があったのと、使いたかったのがパワーブックだったので、諦めたのでした。

現在、事故後骨折した左手の動きが回復しておらず、キーボードが思うように叩けないので、ローマ字入力には、いまだにイライラすることがある。親指シフトだったらちょっとは樂かな?と。

そういえば、うろ覚えなのだが、「オネアミスの翼」というアニメ映画のあるシーンに出てきたコンピュータが、確か「縦書き」だった。
ウィンドウズのような画面が縦書きで出てくる。
日本がすべて開発したらああなることもあったかな? ということですね。
作り手のちょっとしたお遊びでも、あの発想はなかなか面白いと思った。


9月27日に続く・・・

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