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zoom RSS デジカメの対極にあるもの

<<   作成日時 : 2007/11/11 15:19   >>

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画像
今、手元にこんなカメラがある。
「ワイズ69ハンディ」という。ワイズクリエイトというお店で販売しているカメラである。
その形に一目惚れして買ってしまった。
実はまだ使いこなせていない。

名前の通り、ブローニーフィルムを使って6cm×9cmの画像を作る。
カメラの本体は「暗箱」と呼ぶべきもので、蛇腹の付いた前後の板の前にレンズ、後ろにフィルムホルダーを付ける。

横木さんという職人さんの手作りと聞く。90歳にならんという方で、もう作れないということでやめられたらしい。
でも「ワイズ」のカタログにはまだ出ているから、誰かが継続して作っているのだろうか?
http://www.yscreate.co.jp/info/origin.html

レンズは、シュナイダーの大昔のレンズ「スーパーアンギュロン65mm f6.8」の中古を見つけた。
驚くほど小さく薄いレンズ。イメージサークルは6×9ギリギリ。00番のシャッターが付く。
それにホースマンの6×9フィルムホルダーを付け、ついでにアベノンの28mm用外付けファインダーを付けた。
6×9版と35mm版は縦横比が同じで、6×9版の65mmは、35mmに換算すると28mmに相当するので、このファインダーが使える。

三脚にセットし、だいたいの構図を外付けファインダーで合わせる。
トレーナーでもジャンパーでも手近な布を被って光を遮断し、絞りを開けて、シャッターをB(バルブ)にして開け、磨りガラス上で構図とピントを決める。
ピントを合わせたら、シャッターを閉じて、後ろのガラス板のピント板を外して、フィルムフォルダーを代わりに入れる。
露出を計り、シャッター速度と絞りをセットし、フィルムフォルダーの遮光板を抜いてシャッターを切る。
遮光幕を入れ、フィルムフォルダーを外して、ピント板を入れる。

一枚の写真を撮るのにこれだけの手間がかかる。

これが写真の原点、これが昔々のカメラだった。
これが進化に進化を重ねて現在のカメラがある。

逆に考えると、カメラとはこれだけでしかない。
これだけで写真が撮れるということだ。

ピンホールカメラになると、もっと簡単である。

自動露出、オートフォーカスが当たり前になって、デジカメまでゆくと、こういう手間を楽しんだり、ピンホールカメラのように「写らない、写りすぎない」ということを楽しむというのが新たな発見、新鮮な感動を呼ぶことにもなったりする。
「トイカメラ」などというものも、そんな意味で人気を呼んでいる。
ポラロイドも面白い。

デジカメが追い求めているのは何だろう。
写真とは、それだけではないということだ。

デジカメが「違う写真の楽しみ方」というものを、教えてくれているようにも思う。
デジカメを使う合間に、この「写らない、写りすぎない」写真を楽しむのもよいかと思う。

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