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zoom RSS シグマ12-24mmという、べらぼうなレンズ

<<   作成日時 : 2010/02/20 00:04   >>

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12mmという焦点距離のレンズで、魚眼でない物は、現在、世界中に2本しかない。
おそらく、過去にも無かったものと思う。

一本は「フォクトレンダー ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 Aspherical」。
もう一本は「シグマ 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSM」。

同じシグマの14mm f2.8という、これまたべらぼうなレンズを手に入れたら、この12mmからのズームも気になってしょうがなくなってしまった。

一方、コシナ・フォクトレンダーの12mmf5.6というレンズは「フォクトレンダー・ベッサ」のカメラが出て間もなく発売されたもの。
これは、レンジファインダー用という特性を生かして、小型で収差の補正もかなり頑張ったものらしく、画質は間違いなく良いようだ。

同じ12mmということで、この2本で迷っていることは、以前の記事にも書いた。

そのシグマの12-24mmが、チェックしていたオークションに出た。
高野山に行く直前で、それに間に合う絶妙なタイミングだった。

オマケに、出品者のコメントには、次のようにあった。

【画像の左側に片ボケがあったためSIGMA本社に撮影した画像を送り電話で相談したところ、「片ボケを確認しましたので、今、社にある中から一番シャープなものをお送りします。」ということで送ってもらったものです。】

実はこのレンズは、ネット上の評判を見ると「片ボケ」が起きることがあるらしい。
製造が難しいのか、どうも製品ムラが頻繁に起きるというのだ。
もともと、像面湾曲という、ピントの合う面が完全な平面にならない収差が大きいという評判はあった。

デジタルカメラでは、完全平面のセンサーを用いるために、この像面湾曲という収差が目立つようになってきた。
これはフィルムを使う場合、あまり気にする必要が無い場合が多い。
レンズの収差より、フィルムの平面性が大きいこともあるからだ。
デジタルになってレンズの設計は、極めてシビアになってしまったのだ。

しかし、片ボケ、というピントのムラは、製造上の問題と思われ、これはちょっと困る。

このレンズには、どうもこの「一か八か」のところがあるようだ。

このレンズは、出品者のコメントを信じれば「ハズレではない」という、このメリットは大きい。

新品を買ってハズレをつかむデメリットを考えれば、このコメントは「確かな補償」といえる。
それを含んで、定価よりも安く買えるのであれば、中古としては高くてもメリットは大きい。

そんなことを考えて、買うならこれだ!
この出会いはもう運命なのだ!と、勇んで落札したのだった。

14mmを買った時点で、この12-24mmは買わないつもりだったのだけれど・・・・やってしまった。

この2本の同居は無いと思ったが、開放f値の違いに、棲み分けがあった。
やはり12-24mmは、暗い。
明るさが必要な時には、やはりf2.8は良い。

それにしても、このレンズ、魚眼でなくて12mmという画角を実現しておきながら、歪曲(直線が丸みを帯びて写ってしまう収差)が殆ど無いかのように補正されている点に注目がゆく。
広角ズームだったら、歪曲収差は当たり前になってるのに、である。

ニコンやキヤノンの高価な広角ズームも、歪曲はかなり残っている。
むしろ、カメラやパソコン上で、ソフト的に修正することができるから、残しても平気、という感じもするほどだ。

それを、レンズ設計でこれだけ完璧といえる程に歪曲収差と色収差を取り去っているのが素晴らしい。

純正レンズにない拘りが嬉しい。

逆に、歪曲収差と球面収差を抑えた代わりに、像面湾曲が出てしまった、ということなのではないだろうかと思う。
一般のコンデジなどの歪曲収差が「魚眼レンズか?」というほどに大きいのは、完全に近い平面であるセンサー上に、均一にピントがくるように、おそらく、収差の補正が像面湾曲を抑えることに主眼を置いているからではないかと思うのだ。

収差補正は良いが、その分でかい。
逆に、小型化を考えずに、性能を追求したらこの大きさになってしまった、という風にも思えて、この大きさにも好感が持てたりする。

実は、かつて私は、シグマというメーカーにはあまり良い印象を持っていなかった。

友人の持っていたシグマの望遠ズームが、違う友人の持っていたペンタックス純正の望遠と比べて、焦点距離が同じなのに写りが違っていた。良くない感じがした。

やっぱり、レンズメーカーってのは「安かろう悪かろう」なんだ、と思っていた。

それなのに、ここのところ、シグマのレンズを立て続けに買っている。
独自路線の、とても良いレンズを作っている、と思う。

実際、シグマというメーカーは、純正に無い、独自のスペックのレンズを作ることに力を入れているように思える。
14mmというレンズを最初に作ったのはシグマだったと記憶しているし、この12-24は、追従がない。

フォクトレンダーの12mmは、3月に「ライカ・マウント」にしたものが発売されるという。
レンジファインダーカメラ用に、これも欲しい、と思っている。
これは「写り」に関しては問題はない。
お値段だけ、である。

12mm貯金するか・・・・な?

コンビニの買い物を抑えて。

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
シグマのレンズは良いです!
最近は特に、。

小生のレンズ保有は、、、300mmF2.8がダントツに好きです、、、
あとFアイ15mmF2.8、
それに、70-200mmF2.8も持ってまして、、、
あっ、それにD80用に18-200mmも有ります、。

あとタムロン、ニコン、トキナー、と仕分けされます。
大神謙一
2010/02/20 04:23
「サンニッパ」ですか!・・・羨ましいですね。
買えませんでした。
しかも「f2.8通し」でお持ちですか。

ところで、ニコンの新型、なかなか出ませんね。
何処かの「何とかカメラショー」で発表でしょうな、ね。
そろそろですよね。D90、長いですよね。
そろそろ代替わりのタイミングですよね。
三日ボーズ
2010/02/20 09:12
御意。
D90の新型、かなり進化と推察します。
大神謙一
2010/02/20 09:18
>発表でしょうな、ね。
・・・・打鍵ミス、すみません。

D90が良いカメラだったから、これだけ長く続いたのでしょうね。
ニコンが「次」で画素をどう考えて出してくるのかが、興味あります。
特にD90後継というポジションが重要だと思います。
ニコンって、昔から新機構を中堅機種で試して、上級機種へ移すんですよね。

良いのが出たら、オリンパスE-30をやめようなな?・・なんて考えてたりします。
やっぱり、ニコンかな?・・・と。
三日ボーズ
2010/02/20 09:33
ニコンファンの小生としたら、
ニコンは推薦しますね、、、
ただし、現行のD90以上の製品を、。
大神謙一
2010/02/20 12:18

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