倫敦巴里

アクセスカウンタ

zoom RSS 新型ミラーレス一眼の問題点

<<   作成日時 : 2010/05/30 00:17   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 5 / トラックバック 2 / コメント 4

画像
ソニーの、APS-Cサイズ相当の撮像素子を採用したレンズ交換式デジタルカメラ「NEX-5」と「NEX-3」。
このカメラに新しく採用された「Eマウント」というものは、フランジバックが「18mm」しかない。

これが、信じられない。
マイクロフォーサーズがミラーレス一眼という革新的カメラを出したとき、その特徴として、フランジバック(レンズマウントからセンサーまでの距離)の短さがあった。

これにより、レンズの設計、特に広角レンズの設計に余裕ができる、と言われた。

が、フランジバックが短くなることは、望遠レンズの設計にはあまり良い効果がすくない。
そりゃ、そうだ、焦点距離が長いんだから、フランジバックだって、長い方がイイ、と素人は思う。
第一、マイクロフォーサーズの場合、センサーサイズが小さかったからできたことである。

デジタルカメラになって問題になっているのは、撮像センサーに当たる光が直角に近い物でなければならない、ということらしい。
フィルムでは無かったことで、故に、フィルム用に作られた昔のレンズをデジタルに使うと、周辺の光量が極端に落ちて、墨のベールがかかったような、フィルムで撮った時の光量落ちとは違う、みにくい写真になってしまう。

35mmサイズのカメラを元にしてAPC-Cサイズのセンサーを用いたデジタル一眼を作ったのは、CPUなどより小さな物を作る技術はあったが、当時、大きなものはAPS-Cのサイズが目一杯だった、という理由もあったと記憶しているが、もう一つは、35mm用レンズの「周辺」が使えないことが分かっていたからだった。

周辺は、どうしてもセンサーへ斜めに光が入る。
それに、画質も落ちる。デジタルだと、それが目立つ。
それを避けて、レンズの中央部分だけを使う、ということで決められたサイズだったはずだ。

センサーに入る光を直角に近づける、という点では、フランジバックは逆に長い方が良いはず。
レンジファインダーカメラのような、ミラーがないカメラで、レンズがフィルムの直前にあるような極端な設計はデジカメではやらない方が良い、はず。

マイクロフォーサーズの原型であるフォーサーズも、その点を重視して作られたものだ。
フォーサーズ用の良い(高い)レンズは、センサーサイズに対して見ると、小さいとは言えない。

これは、イメージサークル(撮影しうる画像を結ぶ範囲)を大きくとるような設計して、その中央部分だけを使う、というように設計されているものと思う。
それをAPS-Cよりも徹底して作られている。
故に、フォーサーズのレンズは、周辺まで画質が良いのだ。

しかし、マイクロフォーサーズになって、フランジバックが短くなり、レンズをコンパクトにすると、35mmフルサイズセンサー機と変わらないような、イメージサークルがギリギリで、レンズが結ぶ画像が悪くても何でもかんでも、周辺まで目一杯使うという形に近くなってしまう。

そこをパナソニックは、収差をソフト的に処理する、という革新的システムで考えてきたのだ。
しかし、これをやると、周辺の画質は落ちる。
それでも、マイクロ・フォーサーズはセンサーが小さかったから良かったのであって、センサーが大きくなれば高画質になる、という単純なものでない。

ソニーの新型ミラーレス一眼を見ると、マウントはかなり大きいのだが、それでもセンサーに対して、まだ小さいように思う。ノーマルのフランジバックとしても、だ。

それを18mmのフランジバックでやるというのだから「無理」があるんじゃないだろうか?と思うのだ。
ソニーの新型のセンサーサイズと、フランジバックの関係は「異常」とも言える。

レンズ設計において、フランジバックが短くて良いのは広角の単レンズだけだと思う。
それもフィルムを使うことに限ってと思う。
望遠レンズではメリットはないし、逆にレンズ設計は大変だろう。

マイクロ・フォーサーズが短いフランジバックを打ち出して売れたが、それは、フォーサーズのセンサーサイズとのバランスでできたことなのだ。
短さを競うのは愚かなことだと思う。

多分、ソニーの新レンズ、特にパンケーキレンズの設計は厳しいと思えるから、画質は良くないのではないかと思う。
これで画質が良かったら・・・見直します。

このカメラは、古いレンズを使う向きに、売れるのではないだろうか?
マイクロフォーサーズの35mm換算値が2倍になるよりは、APS-Cの1.5倍の方が魅力的だろう。
マウントアダプターなら、フランジバックも普通になるし。

そういえば、こんな風にズームレンズに本体が付いたようなデジカメが以前ソニーにはあったように思う。
画像

←サイバーショットDSC-F707
 コレの前にDSC-F505Vというのもあった。



小ささを追求するのが創業以来続くソニーだけれど、今回の新型「NEX-5」と「NEX-3」・・・
これは小さすぎ!
持ちにくいんじゃないだろうか?


ところで、16mm単レンズ用の外付けファインダーが、まんま「コシナ」である。
これは、丁度良さそうなコシナの25mm用を調整して使っているのか・・・・・

・・・・・もしかして、レンズもみんなコシナのOEM・・・ってことではないの?

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 5
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X4 EF-S 18-55 IS レンズキット...
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X4 EF-S 18-55... ...続きを見る
これ欲しい
2010/05/31 18:24
「新型ミラーレス一眼の問題点」について
「新型ミラーレス一眼の問題点」について あちこち見て、ソニーのミラーレスで撮った写真を見ていると・・・ どうも薄型広角レンズキットの「E16mm F2.8」の画質が信じられないくらいに悪い。 ...続きを見る
倫敦巴里
2010/08/04 22:33

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
成るほど、そうですね、その通りですね。
・SONY・ですから、「フランジバックが18mm」の件は障害を克服して出して来るのでは?、と推察します。

GF1の最大のライバル現れる、という感じです。
studio-ken
2010/06/01 19:45
世間にどういう風に受け取られるか?ですよね。
マイクロフォーサーズが出たときには、まさか、こんなに世間に受けるとは思っていなかった・・というか、自分が買うとは思わなかった訳でして・・・結局のところ、ワカリマセンね。
ただ、レンズが難しいのは確かでしょうね。
マイクロフォーサーズと良いライバルになってゆくんでしょうね。
三日ボーズ
2010/06/01 21:23
 キタムラで観て触ってきました。
技術的な事はさておき、印象は・撮像素子の大きい、液晶が動き、レンズも交換できるコンデジの親分・みたい、と小生の個人的な思いです。
でもストロボが内蔵されて無いから不便!

パナソニックのGF1やG2のほうが好みです、、、
ネットではGF1以上にアクセスが多いです、
評価はこれからですね、、、
今月出るカメラ雑誌にその辺のところが載るでしょうね。
studio-ken
2010/06/05 19:36
あちこちに出始めた作例を見ると、何だか画質は「イマイチ」みたいですね。
APS-Cサイズにしたことのメリットは、高感度画質が若干良い、くらいのもので、普通の画質はマイクロフォーサーズと、同じかそれ以下、と見ましたが、いかがでしょうか?
A4くらいまでのプリントではその差は無いでしょうか?
パソコンで拡大して、ピクセル等倍、とかで見れば差が出るんであって、普通にプリントした物では変わらないでしょう。
結局、カメラに何を求めるか?だと思います。
ソニーのこのカメラがどんな楽しみを提供してくれるのか?だと思います。
何のために「フランジバック18mm」にしたのか?ということが、これからの展開で分かるようであれば良いと思います。
それが、他と変わらない物であれば、ただの「無茶!」ということになるでしょう。
三日ボーズ
2010/06/05 21:49

コメントする help

ニックネーム
本 文
新型ミラーレス一眼の問題点 倫敦巴里/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる