倫敦巴里

アクセスカウンタ

zoom RSS 「日本の大聖地」・・という本

<<   作成日時 : 2011/01/19 22:37   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 3

画像
書店で「日本の大聖地」という本が目についた。
パラパラっとめくって、思わず即買い。

この本、何が素晴らしいって・・・写真が良い。
表紙の「鳥居と彩雲」の写真が「参った!!」である。

写真は「KanKan」という方で、監修・文は「辰宮太一」という方。・・・存じ上げない・・・

辰宮太一さんは・・・
「東洋哲理研究家。陰陽説・五行説など、東洋哲理の集大成ともいわれる「万象学」宗家。神道、仏教、道教などの信仰にも通じ、わかりやすく深みのある言葉は、触れる人に気づきをもたらし、幸せにしてしまう」
・・・んだそうな。
(こういうプロフィールの書き方は安っぽくてイケナイ)

KanKanさんは・・・も、存じ上げていなかったが・・・
辰宮太一さんと組んで「高野山」という写真集も出していて「神仏に関する写真には定評がある」・・と紹介されている。

文章はちょっとなじめない部分があるが、この本の写真はとにかく素晴らしい。

まさに私が撮ろうとしている「祈りの場」の写真を、遙か高いレベルで見せられてしまった感じで、自分自身、ちょっとやる気がなくなるくらいの、良い写真。
これだけのを撮られちゃ私の出る幕ないよ・・である。

「こんなのは、私には撮れねぇ・・・」。


悔しいから、ヒネた見方をしてみちゃうことにして・・・・あれこれ詮索することにする。

当然ながらデジタル写真。
しかしながら、印刷が結構良い。
黒のしまりはないが、それがマイナスにはなっていない。
撮影者もデジタルの特質を巧く利用しているようだ。

すなわち、ニコンで言えば「D-ライティング」という、暗部のデータを持ち上げて、ダイナミックレンジを広げるかのような処理をする撮り方を巧く使っているようで、その結果、比較的黒が締まっていない印刷でもかえって効果的にも見えるのだ。
写真の中にあまりベタな黒を作らない、という感じだろうか?

撮り手の一人としては、一番気になるのはカメラなどの機材である。

・・・何だろう?

何となくこういうプロはキヤノンを使う人が多かったりする。何となく・・・そんな感じ。

所々に超広角レンズが使われている。
これは(ソフトで補正していないとすると)歪曲収差が少なく、また周辺の画質など見ると・・・ズームではないだろう。
パースの感じが14mmのように見える。
とすれば、これは歪曲が比較的大きい感じのニコンではない。
キヤノンだろう・・・ということになる。

2ページ見開きの精細さは、2000万画素超のキヤノンのEOS1Dか、EOS5DMarkUだろうと想像する。
2ページ見開きの精細さが半端でない。

35mmフルサイズセンサーのカメラはこんなに良く写るの?
これがデジタルなのか!・・・という感じ。
・・まさか中判?・・・と思うが、緑の色合いがペンタックス645Dではなさそうだ。
超広角を使っているので、中判ではないだろうと思える。

粒状性が無いというのと、なめらかなトーンという点では、これはもう、4×5を越えている、という感じもする。

神社の写真など、建物の朱塗りの部分が、明るく強調されているが、それも、同様に強調されている木の葉の緑と相まって効果的であったりする。
ホントなら、不自然な描写と言えるものなのだが、その強調された不自然さが、その存在を浮き立たせていて、神社仏閣の写真に深みをましているように思える。

この写真を見ていると、デジタルというものは、やっぱりデジタルらしさというものがあるということを感じる。
それを分かって使うとこれは効果的なものにもなる・・・ということだと思う。

これだけの分量の写真を撮り歩く労力も半端ではないだろう。
その撮影は「取り直しがきかない」ということでもあろう。

4×5などでも、中判でも、ポラロイドを使えば安心して撮れるが、この物量は撮れないし、迅速な撮影もできない。

もちろん「撮りおろし」ではなく、撮り貯めたものもあるだろう。

しかしながら基本的には「撮り直しがきかない」。
・・・それが「プロ」というものだったりする。

その点でもデジタルのメリットが活かされる。

感心するのが、青空がある昼間の写真なのに人が写っていない写真がほとんどだということ。
これも、大変なことだったろうと思う。

レンズの使い方、特に超広角の使い方が参考になる。
ダイナミックレンジ拡張の使い方が巧み。
見開きの写真がびっくりするほど精細。
余計な観光客を写さない。
視点が良い。・・・夜の星空をバックにした日光の竜頭の滝など、普通考えられない。
星空を写し込むなどの撮り方、その被写体の見方捉え方が良い。
普通、許可が必要なところであろう場所の写真も多く、監修者の提案もあるのだろうが、ある物をただ撮る、というのではない深みを持たせている。

・・・というような感じ。

もしEOS5DMarkUだったとして・・・こんな感じに撮れるならほしいなぁ・・と思ってしまう。
単純だ・・・・。

この4×5をも凌駕するかのような、こんな高画質が35mmカメラのサイズで撮れるのか・・・。

これを中判のフィルムで撮ろうと思ったら大変な物量になるし、中判では撮れない写真もある。

しかしながら、EOS5DMarkUでシステムを組んだら、カメラも高いし、これを撮るにはかなり「お高い」レンズも数多く必要となるだろうから・・・これはおいそれとは手が出ない。

結局、ネックは「お値段」・・・・で、却下。

それだけのお金があったら、フィルムカメラを買っちゃうわな・・という感じでもある。

私には「A4見開き・カラーのグラフ誌」に載せる・・・というような写真を撮ることもあるわけないし・・・。

それにしても・・・良い写真、撮りたいなぁ・・・・

画像


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
今回の三日ボーズさんのテーマ記事拝見し、いろいろ考えさせられました。

先ず写真集ですが、、、
三冊目の「長良川鉄道STORY」刊行時は既に・出版不況のド真ん中・状態で、、、
苦戦です、、、七割程の販売、、、未だ残り三割あります、、、
一集、二集は一割未満ですが、、、

で、四集はどうするのか、、、過剰に良いモノを目指しても、採算度外視しても、限定発行でも、受け入れが無ければ、それは空しい行為、に、成る、のかも?、知れません。

写真集は、「インターネットで画像を有料公開が今のやり方」、と写友に言われ、
面白くない気持ちです。
007
2011/01/21 04:35
一地方の個人の写真家の写真集がそれだけ売れるのなら、それは「良い出来」なのではないでしょうか?
「長良川鉄道STORY」のような写真は、中央のメディアのプロが行って「チョチョイ」っと撮って・・撮れるものでない、というもので、それ自体価値ある記録であると思います。
それはやっぱり「ネット公開」では意味がないように思います。
ネットで有料では、余程有名な方でないと採算が取れないようにも思いますが「超薄利多売」で、売り上げが期待できるものなのでしょうか?
物理的に残したいと思います。

こんなことを言うのはどうかと思いますが・・・・
無くなって欲しくはないけれど、もしかして「廃線」になったら・・・・もっと貴重な写真になって、もっと売れるかも知れない・・というのは、記録写真の持つジレンマかも知れませんね。

個人が拘って写真を撮るには、段々と、お金が掛かるようになってゆきそうですね。

デジタルの最大のメリットは、カメラを買う、という初期投資のみで、あとはいくら撮ってもただ同然、ということでもあろうかと思います。
1年に使うフィルム代・現像代で、ちょっとしたカメラが買えますもんね。

これだって、新しくシステムを入れ替えたら、写真集を作って余る位の投資になるでしょう。それよりは今のままで撮る方が良い、と考えます。

それに、フィルムで、中判で、というような拘りは、写真にキッチリ出ると思うんですよね。迫力のような気合いのようなものとして。
三日ボーズ
2011/01/21 18:27
御意。
007
2011/01/21 19:22

コメントする help

ニックネーム
本 文
「日本の大聖地」・・という本 倫敦巴里/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる