倫敦巴里

アクセスカウンタ

zoom RSS 「価格.com」でのカメラの語られ方を考える(2)

<<   作成日時 : 2011/01/26 00:00   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 2

画像


ま、どうでもいいようなことだけれど・・・・
また「価格.com」を見てしまって、なんだか「ちぐはぐだなぁ」と思うことがあるので、それについて書くことにする。
写真に関して、である。

以前書いたことだけれど「価格.com」は、ことカメラに関しては、グダグダである。
90パーセントは要らない情報・・・いや、情報にもなっていない。

ただ「作例」と称して自分が撮ったものを公開している者が多いのだが、それが「どういう意味での作例なのか」ということがわからない写真ばかりで、この「作例」とは何か?ということすら理解して撮ることができないという、もうそれで写真としては、よろしくない。
あるいは写真を撮る者としては「人に見せる良い写真」は撮れないよ、と思う。

一番気になるのが、とにかく「画質・画質」という変な思いこみによるこだわり。

例えば・・・・
「コンデジから一眼レフに乗り換えるのに、こっちとあっちではどっちが画質がいいか?」というような問いがある。
コンデジからの乗り換えなら、画質より使いこなすことだろう。おそらく、細かい画質云々というよりブレとかボケとかの撮り方の問題の方が重要であろう。

写真はパソコンのモニターで、誰でも簡単に「等倍」いやそれ以上に拡大して見ることができるので、だれでもつい拡大して見てしまう。

で、余計な「あら」が見えてしまう。
で、良く写っていないと思う。

しかし、それは写真にとってまったくと言って良いほど無意味なことである。

フィルムでも、シャッターチャンスを見て、構図を見て、露出をほぼ同時に見た後、ルーペでピントを確認する。
ルーペで見るとピントの確認くらいしかできない。レンズの解像力までは余程見ないと分からない。
・・が、それで良い。

その程度で良いのだ。

「価格.com」で「画質、画質」と言っている人たちは、どんな写真をどんな用途で撮っていて、どれほどの大きさでどんな状況で鑑賞するというのだろうか?

そんな些末なことよりも肝心なのは「写真力」である。

たとえば「風景写真」とか「フォトコンテスト」なんて雑誌で見るアマチュアの写真も、良い写真は、カメラでもレンズでも画素数でもない「写真力」というようなものを持っているものだと思う。

また「価格.com」では・・・・

「ボケ、ボケ・・」と「ボケ」が大きい方がいい、という、これも信仰にも似た語らいがある。

ボケ過ぎて、何が写っているのか分からない「作例」もよく見る。
ボケていればいいというものでもない。

コンデジは「ボケない」。
だから、一眼レフにしたら「ボケる」というのが新鮮なのかも知れない。
しかし、問題は、何をどこまで写すかであって、被写界深度(ピントが合う範囲・奥行き)が重要。
これをコントロールするのが大切。

知識として「絞りすぎると回折現象が起きて画質が落ちる」というのも「価格.com」の信仰にある。
確かに、今のデジタル用レンズは解放から画質が安定するように作られていて、昔の人間は驚くのだけれど、これにはもう一つ大きな理由があって、絞りすぎるとセンサー前に付いたゴミが写ってしまうということだ。(絞るとピントの合う範囲が広がるのはフィルム面の位置でも同じになる)
だから、絞らない。

これも変な信仰があって「ゴミが写る」という質問があると「絞らなければいい」という答えが付く。
これは「ボケ」が尊重される信仰と被って、絞りは開けて撮るという信仰も起こる。

絞りは絞って撮る。絞った方が画質が良くなる、というオールタイプの信仰が凌駕されつつある。

これも、絞ればいい、開ければいいという問題ではない。
「適切な絞り」こそが必要なのだ。

それは被写界深度をコントロールするということである。
どこからどこまでピントを合わせるかというコントロールこそが大切なのだ。
もしセンサー前にゴミがついて、絞ったらそれが写ってしまう、というのでは、その肝心なコントロールができない、ということになる。
たとえばレンズ交換の度にゴミを気にしなければならないとしたら、シャッターチャンスを逸してしまうこともあるだろう。
後からフォトショップで修正すればいい、という問題でもない。
それは写真の本道ではない、と思うのだ。

中判カメラや大判カメラなどでは、デジカメ世代からすると信じられないくらい絞る。
4×5などでの商品撮影ではf32など当たり前。f64とかもある。
シンプルな設計の単焦点レンズだからできるのだけれど、被写界深度をコントロールするために絞るのが当たり前、という設計でもある。
4×5で腕時計などの撮影では拡大の上、ピントの調整で絞りきって撮るので2分とか3分とかのシャッター速度になることもある。

中判でも、焦点距離は35mmより長くなるので、ピントは浅くなるから(同じ画角だとフィルムサイズが大きくなるほど焦点距離が長くなる)比較的多く絞ることが多い。

風景などではパンフォーカスを狙うことが多いので、絞ることが多い。
この点で、絞ることに制約があるデジタルは使えない、と私は思っているのだ。
デジタルがメインにはなり得ない、と思っている所以である。

しかし、そうも言っていられないので、デジタルの撮り方も模索してゆかなければならないとは思っているが・・・

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
仰る通りです。

写真よりもカメラの性能を云々とやっていますね、、、
「で、だからなに?」と聞きたくなる場合があります、
まあ、参考になる部分も勿論ありますが、、、。

電気屋として独立してから、フルにデジカメを、・記録用・として使います、、、・簡単メモ機・、的存在です、、、便利です、助かります、手書きより早く、間違い無しです、。

今は、フィルムもデジタルも、両方楽しめる時代ですね、、、

写友からデジタルの研究を勧められ、ニコンのコンデジ・クールピクス3100から(当時、松島菜々子のCMに感心しました)始めました、
光量の少ない場で、三脚にセットして撮影した作品は、「何故そんなに上手く撮れるの?」と聞かれるくらいに、、、。

手ぶれ補正が未だ一般化されてない時でした、、、
誰もが、安易に、手持ちで、バンバン撮り、「おかしい、このカメラ、、、○○○は駄目だな、□□□に替えようか?」などという世界でした。

弟子志願の方も、フィルムで上手く撮れないのを知ると、安易にデジカメ購入し、「デジカメの扱い方を教えてください!」、ときました、、、
いい加減にウンザリの小生は断りました、いくら高額の指導料を頂いても、「先生」と呼ばれても、教えても、ヤラナイ、理解しない、自己流を通す、
高い機材だから良い、等の主張には参りました、。

今、仕事に役立つデジカメ、、、重宝します、有難いです。
007
2011/01/26 04:36
そういえば、私もコンデジを初めて使ったとき、ブレ連発でした。
キヤノンのIXY200と400とかいう物でしたが、何だか簡単に撮れて、ショックは少ないし、モニターにも出るので「写ってるんだな」と安心して、帰ってから、パソコンで見てブレ連発でガッカリしたのを思い出しました。
レンズも暗くて、望遠側では更に暗く、確か感度もISO50~150とかで、とても低かったのではなかったでしょうか?
例えるなら・・・コンパクトズームカメラに、ベルビア50を入れて、室内で望遠で撮ったら・・・ブレるわな、そりゃ・・・と思ったもんです。

今では考えられませんが。技術の進歩はスゴいものです。
三日ボーズ
2011/01/26 23:54

コメントする help

ニックネーム
本 文
「価格.com」でのカメラの語られ方を考える(2) 倫敦巴里/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる