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zoom RSS 例えば私が、写真をどう撮っているか・・・恥ずかしながら

<<   作成日時 : 2015/05/10 12:58   >>

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私にとっては毎年恒例の「宇都宮仏教会・花まつり」寄付お礼のポスター製作。
印刷屋勤務経験があって印刷の事が分かっている、ということと、写真を撮れるので、ここしばらくこのお役目です。

さて、このポスターは、毎回「書と写真」の組み合わせで作っております。
今回の「書」は理事長さんの番、と決まって、早々に書き上げていただきました。

理事長ご自坊の境内の仏様にすっか、とは漠然と考えておりました。
境内には沢山の仏様がいらっしゃるので「書」を取りに伺った折りに、このうちのひとつにする、ということを概ね決めました。

一応、私なりに決めているのは「花」と「仏様」とを毎年交互に撮る、ということです。
その順番でゆくと、今年は「仏様」ということになります。

「書」は・・・「微笑ハ ほほえみを生む 春の風」・・・です。

今回は、そて用の写真をどうやって撮っているのか?・・・という種明かしであります。僭越ながら・・・。

決して「チョチョイってな具合にテキトーに撮ってる」んじゃねーです。
・・・という意味で。

ポスターに相応しい写真を作ってゆく、というか、追い込んで行く、というか、煮詰めてゆく、というか、そういう撮り方をしている・・・ということは、写真をお手軽に撮ってる人には参考になることかも知れませんねぇ〜・・・ということで、そのプロセスを追って、明かしてみます。

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とりあえず、その時に持って行ったカメラで、一番目立つ観音様を撮ってみました。
この段階で「これでゆく」ということを大体決めます。

この写真で、ほぼ合格点ですが・・・光の具合の違うときにも撮ってみよう、と決めます。

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バックの本堂の屋根をどう入れるか?ということを主に考えながら・・・アングルを変えてみます。
アングルを考えて移動しているとき、空を見れば、雲間から日射しが出そうなので、日射しを待って、仏様に当たったところでもう一枚。
この時は3時頃で、日が傾いていて、斜光線で、オマケに強すぎて、影がハッキリ出すぎています。

日射しはお昼から1時頃が良いか?・・・と思って、後日、出直すことにします。

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後日、出直して、まず、これを撮ります。
光が全然ダメで、帰ろうかと思いますが、粘っていると・・・ちょっと光が変わりました。

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風が強く吹いていて、日射しと影を作っている高い大きな木の枝葉が揺れて、光線の具合に変化ができ、日射しが動きます。それを見ながら、場所を替えてバックの写り方も変えてみます。

お寺の感じを出してみるか、というのと、色合いを作るためにバックを変えてみましたが・・・
バックがうるさい感じ、とも言えます。
これは絞りを明けると寺の感じが出ず、ただうるさい感じになってしまいます。
バックに横縞で人工的な物が入るのはいただけません。

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ちょっと斜めからのアングルにしてみて、バックを単純にしてみます。
これだと、首の所でバックが切れてしまい良くはありません。
これは「首切り」と言う構図で避けたい構図で、できれば、避けたいものです。

初めは、漠然と「正面」と思っていましたが、この斜めのアングルだと、仏様の視線も変わって優しくも感じられ、また、僅かに斜めの光線とも合っている感じがします。

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ちょっと高くなっている石があってそれにのぼって、不安定ながらもこのアングルを見つけました。

この状態で、光の動きを見て撮ります。
風が強く、バックのモミジの葉っぱも大きく揺れ、丁度全部が緑になる瞬間を撮ることができました。
手応えがありました。・・・んで、最終的にこれにします。

「微笑み」は、観音様の慈悲のお顔。
「春の風」は、緑の若葉。

・・・これでOKじゃね?・・・という感じであります。

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押さえの案としてコレも撮っておきます。観音様が「A案」なら、これは「B案」です。

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一番最初に撮ろうと思った仏様。これも光線の具合を見て時間と日にちを変えて、2度撮っています。

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「B案」のバリエーション。これも、光を見ながら撮っています。30分くらいで、光の当たり方が変わってゆきます。
最近「写真は光線」と思っています。

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同じく「B案」。押さえのカット。

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もう一度戻って観音様を撮ってみたら、もう光が差していませんでした。フラットだと印象が変わります。
表情が無くなる感じがしますし「汚れ」の方が目立ってしまう・・・という感じがします。

写真に関しては、いつもは自分で決めるのですが、今回は決めかねて、理事長さんに一任します。
そのために、一応「C案」として・・・こんなのも撮ってあったので花の写真も何点か付けて・・・決めていただきます。

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・・・んで、目出度く「A案」が通った!・・・ということでした。

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お店で2Lサイズにプリントしたものをコンビニで必要な大きさに拡大コピーして、前回の印刷物の上に乗せて、文字も入れて、確認用にします。






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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
この件、二つの事を感じました、、、

先ずその一、”三日ボーズさんは写真家である!”という事、、、
「被写体の素の美しさ、造形美を見出し、正確に写し撮り表現する!」事が出来る方ですから、、、もうプロ?とかアマ?と問い、言う俗世ではなく、力量が問われるんですね、、、だから写真で飯喰う方に?な写真を撮る方もいて、、、とても”写真家”とは思えないレベルで、商業写真家ないし、商業カメラマンと呼んで区別したいですね、クオリィティが問題なんですね。。。

あと一つは、時間が来たの出ます、とりあえずここで失礼、仕事でして、(謝)
007
2015/05/13 05:05
被写体は屋外で、太陽の光を待つ撮り方ですが、この撮り方は、どっちかっていうと「商業写真」の感じですけど、ね〜。
入る枠が決まっているものに相応しい写真を撮る、という作業なので。
以前、求人誌の手伝いをしていた時は、写真のコンテ(構成・アングル)をデザイナーが決めていて、そのイメージを己の技術を総動員して具体的な写真にするという作業でした。
その時は、正式に依頼する商業カメラマンの仕事を間近に見て、また、印刷屋勤務時代にみた専属カメラマンの仕事などを見てきたことが、大いなる知識になっていると思っています。
三日ボーズ
2015/05/13 10:36
その二、、、

女優やモデルさんは、自分が左右のどちら側から撮られたらベストか認識していて、逆から撮られるのを酷く嫌う、という事を聞いてます、、、

人間の顔は左右非対象故の現象かと想いましたが、石仏さんは左右対称?のようですが、三日ボーズさんの御作からは微妙に変化しています、、、
ここが不思議な感じですね、、、

簡単に正面から、ストロボで平面的に撮影するパターンでは面白くは無いですから、自然光の変化を利用して、手間暇かけて、採算度外視で撮るは大変な御苦労だと想います。。。
007
2015/05/13 16:18

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