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zoom RSS そうだ、本山へ、行こう「日月牌総供養」

<<   作成日時 : 2015/09/09 00:00   >>

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「永代・納骨・日月牌総供養法要」と言います。

我らが総本山のHPには次のように書かれています。

永代・納骨・日月牌総供養法要とは総本山智積院にてご回向されたすべての精霊へのご回向するための法要です。

本山に在山している僧侶全員が法要に出仕する為、百僧供養とも呼ばれています。
金堂内に奉安されている諸精霊の霊簿を香に薫じて改めて懇ろにご回向いたします。
また、大勢の僧侶が節の付いた光明真言を唱えながら金堂内陣を行道し、散華を放ちます。


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本来なら、書院に集会(しゅえ)して、長〜〜〜い列を組んで歩くのですが、今回は、雨模様だったために、金堂地下に集会、という感じになっていて、ちょっと予定が狂いますが、仕方なく、研修生が入ってくる所を待って撮ります。
ちょっと知り合いの寺の子供が来ているもので。

この時期は、院生の他に、大学の研修生1期(1年次)2期(2年次)がいて、本山に沢山ボーサンがいる時期であります・・・から・・・「百僧供養」なんてことができる訳ですね〜。

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金堂地下での集会。能化様も一緒で、緊張・・・ですな。

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これは、大和・西大寺などで行なわれている「光明真言土砂加持法」の流れであると思えます。

西大寺の「土砂加持」は・・・

光明真言会は、叡尊上人が文永元年(1264)に一門結束と民衆廻向を二大眼目にして創始した一門の最重要法会であります。(西大寺HP)

・・・というものです。

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光明真言を唱えれば、一切の罪障が除かれ(罪障消滅)、福徳が得られ(抜苦与楽)、光明真言を唱えて加持した土を墓に撒くことで、亡者をも救うことができる(亡者往生)、という強い呪力があると言われています。
この光明真言の力で人びとを救おう、と、この法会を興されたのが、興正菩薩・叡尊。
1264年のことだそうです。

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この光明真言への信仰は、実は浄土教と共にあった、という面もあるようです。
平安中期、寛和2年(986)比叡山横川の首楞厳院(しゅりょうごんいん)において、源信を中心に組織された「二十五三昧会(にじゅうござんまいえ)」・・・
この念仏結社の仲間の誰かが亡くなると「まず、念仏を修したあとに、光明真言を誦して、土砂を加持し、それを亡者の遺骸に散じて極楽往生を祈念する」・・・ということでした。

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供養するのは、この帳面。沢山のボーサンが光明真言を唱え、行堂(ぎょうどう・経を唱えながら堂内を歩くこと)している間、本山の偉い人たちが読み上げます。

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この光明真言の功徳に注目され、その普及に努められたのが、かの「明恵上人」でした。
上人は『光明真言句義釈』『光明真言功能』『光明真言加持土砂義』『光明真言土砂勧進記』などを著し、光明真言を強く信仰し、その宣布に努められたのです。

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『西大寺勅諡興正菩薩行実實年譜』に・・・

文永元年甲子、菩薩六十四歳・・(略)・・秋九月、諸州の徒僧を召集して、本願天皇の忌辰より、七日七夜を卜(ぼく)して、不断光明真言会を啓建す。衆僧は同音に光明真言を諷誦(ふじゅ)し、導師は高座に巍座(ぎざ)して秘法を厳修す。所生の功徳を以て、普く広く已に命過する所の同法同侶、法子法孫、行願円満、速証菩提に回向し、総じては大小檀越、并に法界の群類、生死を出離して仏国に往生せんが為に之を回向す。即ち門葉に告げて、永く寺軌と為す。

・・・とあります。(国立劇場「西大寺の声明」プログラムより)

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そして、この光明真言会は、文永元年(1264)より、本願称徳天皇(宝亀元年崩御)の御忌日9月4日を開白として、元々は7日間中夜不断の法会として始められたものです。

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光明真言会は、おそらく第1には僧侶たちの永代にわたる追善の約束事(二十五三昧会から続く組織的な)であり、同時に、民衆への教化があったのだろうと思います。
この布教により、信仰への勧誘・勧進をしたのでしょう。

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それは、僧俗共に均しく往生を遂げ、浄土において再会を期すために、この1年間に亡くなられた人たちの名前を過去帳に記して、それを法会において読み上げる、ということが定められたのです。

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その法会の流れが、そのままここに至っているということです。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
うわー!
お寺の子がいっぱいだー(^-^)♪
つる
2015/09/09 14:24
「智山派は大丈夫」と思えまつ〜。
三日ボーズ
2015/09/09 22:39
私が院生していた頃は、この法会はなかった気がします。
今はいろいろあるんですね。
しゅうちょー
2015/09/10 11:49
・・・ってことは「しゅちょー」さん・・・
ワタシは「記憶が無い」んじゃなくて「やってない」って可能性もあるですね。
ちなみに、1977年です。
三日ボーズ
2015/09/10 18:58

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