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<<   作成日時 : 2015/09/20 00:45   >>

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「暑さ寒さも彼岸まで」・・・の、お彼岸でございます。

お彼岸・・・彼岸は雑節のひとつで、春分・秋分をお中日として、前後各3日を合わせた各7日間。
「雑節(ざっせつ)」というのは・・・二十四節気・五節句などの暦日のほかに、季節の移り変りをより適確に掴むために設けられた、特別な暦日のこと。

「国民の祝日に関する法律」によると・・・

・春分の日→→春分日 自然をたたえ、生物をいつくしむ。
・秋分の日→→秋分日 祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ。

・・・となっています。

お中日は、ご先祖様に感謝してお墓参りをして、その「お中日」を挟んだ3日・3日の6日間で、出家のような修行をする・・・。

その修行は・・・悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目「六波羅蜜(ろくはらみつ、ろっぱらみつ)」と言います。

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波羅蜜(はらみつ)あるいは、玄奘以降の新訳では波羅蜜多(はらみた、はらみった)は・・・
(以下、Wiki先生)

パーリ語やサンスクリット語で「完全であること」「最高であること」を意味する語で、仏教における各修行で完遂・獲得・達成されるべきものを指す。
到彼岸(とうひがん)、度(ど)等とも訳す。


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六波羅蜜とは・・・

1.布施波羅蜜・・・分け与えること。具体的には、財施(喜捨を行なう)、
          無畏施、法施(仏法について教える)などの布施をする。

2.持戒波羅蜜・・・戒律を守ること。
          在家の場合は五戒(或いは八戒)を、出家の場合は律に規定された禁戒を
          守ることを指す。

3.忍辱波羅蜜・・・耐え忍ぶこと。

4.精進波羅蜜・・・精進すること。努力すること。

5.禅定波羅蜜・・・禅定すること。特定の対象に心を集中して、散乱する心を安定させること。

6.智慧波羅蜜・・・諸法に通達する智と断惑証理する慧。
          前五波羅蜜は、この般若波羅蜜を成就するための手段であるとともに、
          般若波羅蜜による調御によって成就される。

龍樹は『宝行王正論』においてこの6項目を
布施・持戒 -「利他」
忍辱・精進 -「自利」
禅定・智慧 -「解脱」


・・・としています。ナルホド。

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「六波羅蜜」は、私らが、主に祈願の法要でお唱えする「錫杖経(九条錫杖経)」の「第5段」に出てきます。(・・・ここまで四文字できたのに、ここから字数がバラバラになる、ヘンなお経です)

當願衆生 

檀波羅蜜 大慈大悲 一切衆生
尸羅波羅蜜 大慈大悲 一切衆生
羼提波羅蜜 大慈大悲 一切衆生
毘梨耶波羅蜜 大慈大悲 一切衆生
禅那波羅蜜 大慈大悲 一切衆生
般若波羅蜜 大慈大悲 一切衆生

これ、それぞれ・・

布施波羅蜜
持戒波羅蜜
忍辱波羅蜜
精進波羅蜜
禅定波羅蜜
智慧波羅蜜

・・・ってすれば五文字だけれど、キレイに揃ったのにねぇ〜(^_-) 
経典は、なんでああなってるんだろ??

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そういえば、最初の「當願衆生」を、伝法院の佐々木先生は「まさに衆生は願うべし」と訳されているですが・・・
「これはまさに衆生の願い」「まさに衆生は願っている」という意味なんじゃなかろうか?

まさに衆生は願うべし。檀波羅蜜をもって、一切衆生を大慈大悲す」じゃあ、ちょっと意味が繋がらんと思ふですよ。

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彼岸会の「彼岸」は「日願(ひがん)」から来ている・・・とかいう説もあったりしますが、これの方が、なんだかこじつけてる感じもします。

農耕民族でなくても、太陽が真東から昇って、真西に沈む・・・ということは、世界中のあちこちで「特別の日である」ということは、認識され、特に農耕民俗でなくても、信仰と結びついたりしていると思います。

日本でも「この日」は「分かっていた」のではないでしょうか?
そこに、仏教の理屈が付いてきたのかも知れません。

民俗学の五来重先生の仰るように・・・

太陽や祖霊信仰は原始宗教の頃からつきものなのであって、仏教語の「彼岸」は後から結びついたものではないか?と思えます。
お盆と同様に。

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「お彼岸」は、いわゆる「浄土思想」から来たのではないか?とも思えます。
お馴染みの「極楽浄土」は西にあり、春分・秋分は、太陽が、その真西に沈むことから、我々もそれを見れば「そこ」あるいは「そっち」に極楽があるんだね〜・・・と思えます。

それは、亡くなった方、ご先祖様がいらっしゃるところだし、自分も行く所です。

そこに想いを馳せるのですね〜。

「彼岸」というのは「彼方の岸」「アッチの岸」「あっち側」・・・ですね。
我々がいるのは「此方の岸・此岸」です。

密厳流和讃の「彼岸会和讃」江連政雄・作詞には・・

此方は生死の 暗き里
彼方は涅槃の 聖(きよ)き国
間(あい)にみなぎる 煩悩の
流れぞ深く 越えがたき


・・・とあります。

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「波羅蜜」は、サンスクリット語の「パーラミター)の意訳で「至彼岸」という意味だと言われておりますことは、先にも書きましたが・・・

ここで「彼岸」と「仏さまの悟り」とが同義になるものと思います。

「お彼岸」というのは、在家の一般ピープルも「この間だけでも出家の修行をしよう」というものだと思っています。

密厳流和讃の「彼岸会和讃」には、また・・

彼方の岸に到るには
布施(めぐみ)、持戒(いましめ)、忍辱(たえしのび)
精進(はげみ)、静慮(しずけさ)、智慧の徳
積みてし漕がん 法(のり)の船


教え妙なる彼岸会を こよなき修養週間と
日頃の懈怠(けだい)をかえりみて 勤めはげまん六度行


和讃にちゃんと書かれておりました〜。

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もひとつ「彼岸会和讃」には・・・

暑さ寒さも彼岸まで よろず程よく偏らぬ
調和(なごみ)の相(すがた)中道の 理にふさわしき季節なる


そう、昼と夜が同じ時間であるとか、真西・真東ということもかかってくるのでしょうが・・・
仏教の「中道」という教えも見えてくるのが、お彼岸ですね〜。

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ところで、この「彼岸花」・・・

お墓と田んぼの畦に憑き物・・いや、付き物という感じですが・・・

田んぼの畦にあるのは、モグラ除け。墓地にあるのは、土葬後、死体が動物によって掘り荒されるのを防ぐため、と言われています。

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それは・・・彼岸花の球根に毒性があるから。

全草有毒で、特に鱗茎にアルカロイド(リコリン、ガランタミン、セキサニン、ホモリコリン等)を多く含む有毒植物。経口摂取すると吐き気や下痢を起こし、ひどい場合には中枢神経の麻痺を起こして死に至ることもある。

・・・Wiki先生・・・

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彼岸花の名は秋の彼岸ごろから開花することに由来する。
別の説には、これを食べた後は「彼岸(死)」しかない、というものもある。
別名の曼珠沙華は、法華経などの仏典に由来する。
また、「天上の花」という意味も持っており、相反するものがある(仏教の経典より)。
ただし、仏教でいう曼珠沙華は「白くやわらかな花」であり、ヒガンバナの外観とは似ても似つかぬものである(近縁種ナツズイセンの花は白い)。


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異名が多く、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)、はっかけばばあと呼んで、日本では不吉であると忌み嫌われることもあるが、反対に「赤い花・天上の花」の意味で、めでたい兆しとされることもある。日本での別名・方言は千以上が知られている。

(以上、青字はWiki 先生曰く)




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