「お寺のこれから」・・・について考える(その3・過疎の問題)

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お寺が抱える問題として、一番重要なのが、田舎の過疎化の問題だと思います。

殆どが農家。
もともと人口が少ない上に、子供たちが家を離れ、家そのものが無くなってゆくという状況。

これは、女房の実家あたりが(栃木県の東北方面)そうなのですが、やはり、女房の実家の菩提寺の住職も、ご多分に漏れず、別に勤めながらの住職であります。

檀家さんたちは、葬儀の後や、法事の後など、親しみを持って住職を馬鹿にしたり勝手な事を言っていたりするようですが・・・働きながらの住職というのは大変だと思います。

家が無くなっている、という話はまだ聞きませんが・・・
檀家さんの数も、周辺を見てみれば、少ないことがわかります。

跡継ぎは・・・お嬢さんが、妙心寺で修行中とか。後を継ぐのも大変だと思います。

私の得度仲間の先輩僧も、やはり、地元役場に最近まで勤めていました。
定年退職後も、嘱託のような感じで、週に何日か勤めているそうです。
跡取りは、近くの大きなお寺(成田山の流れ)に勤めているとか。

その先輩が住職になる晋山式では、高齢で萌黄(もえぎ=緑)のコロモの方が見受けられました。
普通なら「紫」です。はるかに若いボーサンが、当たり前のように紫です。
そういうボーサンは、やはり寺だけでは生活できずに勤めているのだということ。

位を上げるための行をすることもままならないということでしょう。

そうやって寺を守っている方には、本当に頭が下がります。

しかし、農家や商店が跡継ぎがいなくなって廃業、ということがよく聞かれるように、寺も酷ければ廃寺になってしまうこともあるでしょう。

そんな時には、なるべく、近隣の寺院で檀家さんを請け負う形になるのでしょう。

「兼務」ということで、複数以上の寺の檀家さんを受け入れて面倒見ている住職も結構いらっしゃいます。

ウチも、祖父が入るまではしばらく無住の寺で、祖父の師が兼務していたのです。

今も、そういう寺が結構あるのは、宗派の寺院名簿でもわかります。

また、休眠寺院の法人格が売り買いされるなどの問題もあります。

そういう法人を手に入れたり、操ったりして、例えば、多重債務者などを出家させて、名前を変えることでカードを作らせ、借金させるなどの悪事に使われたり、という問題も起きています。

本当の過疎地の寺などには、宗費などの宗派に納めるお金を免除するとか、減免するとかという施策があっても良いのではないでしょうか?
取ることばかり考えてないで、金銭的にも援助するというようなことも考えた方がいいと思います。

例えば、ウチが納めている宗費がいくらなのか分かってない私だったりするのですが・・・

宗費を檀家さんの数で算出することを止めればいいと思っています。
だいたい誤魔化しているのではないでしょうか?
だいたいが「みんな、ホントの数字は出していにだろう」と思っているんだ、と、お互いに、みんなが思っているんだと思います。
ウチだって、真っ当な数字をだしてはいないと思います。
そもそも、宗費なんてものは、それで宗派がやって行ければいいのであって、キチンとする必要も無いようなもの。
「誤魔化している」と書きましたが・・・これも、ただ悪意を持って誤魔化している訳では無く、ま、宗費んなんて、ドーデモイイようなものだから、ですね。

これなど、檀家さんの数ではなく、税務署への申告額を元にすればいいんじゃないか?・・・と思ったりしています。
その方が、不公平感は無くなるんじゃないでしょうか?

僧階を単位制にするというような愚策は、他に仕事をしながら、頑張って過疎地の寺を守っているような方を無視するようなものです。
位を上げようにも、そんな(時間的)余裕も、上げるための費用も、上げたことによって増える「上納金」の負担が多く、上げられない、という所が多いんだと思います。

こんな馬鹿な施策を考える暇があったら、こういう過疎地のお寺を支える仕組みでも考えなさいよ!・・・と言いたい。

また、彼岸寺の松本紹圭師の「未来の住職塾」なんてものは、こういう本当に厳しい寺の実情など考えていないものだと私は思います。

「未来の住職塾」なんてものは、そこそこの寺を相手にした「チイチイパッパ」のように思えてなりません。


・・・続く・・・






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