檀信徒総代連絡協議会・・・と、浪花節

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寺関係の集まりに「檀信徒総代連絡協議会」というものがある。
「連絡協議会」という名前がヨクワカンナイ。
ほとんど「協議」はしていない。
これに「支部総会」と「教区総会」ってのがあって、ヤヤコシイ。

それぞれの寺には「役員」という人がいる。
昔「世話人」と言っていた。
コッチの呼び名の方が相応しいな〜。

「宗教法人」としては、住職は「代表役員」。
他に「責任役員」という人がいる。
ウチは、五人いて、一人は法類の寺の住職で、あとは役員の中から4人。
ウチの役員さんの代表。・・・ここまでが、法的な役員。

それが「総代」と呼ばれる。これは、寺としての呼び名。

何かあれば、総代さんや役員さんにお伺いを立てる。
普通にしていれば、住職のワンマン、ということはあり得ない。

この集まりでは、一応「審議」がある。
会計報告もあるが、全て「この会」の運営だけで、ほかに活動はない。
なんとなく「形だけ」という感じ。

審議の後は、余興・・・ではない「研修」。

今回は、浪花節。「弘法大師一代記」。

しかし、それはサラッと終わって、あとは「歌謡ショー」。
音源が悪いのか、寺のPAが悪いのか、なんか、「昭和〜〜」な感じがする、音の割れた伴奏。

三味線の女性が、色々とテクニシャン。
ベンチャーズのファンとかで「パイプライン」の頭の所を披露。上手い。
じょんがらもやる。すげ〜と思う。
でも、東京の三味線が好きだな〜。

ところで、「浪花節」というのは久し振りに聞いた。
「浪曲」というのは字面から見て同じ意味合いだろう、と今思った。
テレビで見たのは我が栃木県宇都宮出身!(と思ったら、育ったのが宇都宮なんだった)の玉川良一の浪曲漫談。それに玉川カルテット。
ワタシが子供の頃は、寄席番組が多くて、講談、浪曲を結構聞いた。

浪花節、というくらいだから、やっぱり大阪なんだろうと思う。
一方に「関東節」というのも聞いたことがある。同じ物だろう。

浄瑠璃や説経節、祭文語りなど芸能の元になったものがあり、小沢昭一さんも集められた「節談説教」という、主に、浄土真宗のボーサンが広めたものが元になっている感じがする。

浄瑠璃は三味線の伴奏が付いたものとしては最初のほうだろう。
その譜本の書体が、我々が使う「講式」の譜本と同じなので、我々の講式節の延長上にあろう。

義太夫節・常磐津節・清元節・新内節というのは、その流れということ。
義太夫というのは、江戸時代前期、大坂の竹本義太夫という人が始めたというが、これが、そもそも浄瑠璃の始めなのか?

文楽というのは、人形浄瑠璃で、大阪に「国立文楽劇場」というのがあるくらい、大阪発祥。

1684年、古浄瑠璃を独自に発展させた「義太夫節」の始祖である竹本義太夫が、大坂に「竹本座」を建て、自らの義太夫節の演奏と人形による三業(後述)での人形浄瑠璃の興行を始めた。その後、竹本義太夫の弟子が独立し豊竹若太夫を名のって興した「豊竹座」と競うなど、隆盛の時代には複数の興行元を数えたが、明治初期には興行元が「彦六座」と「文楽座」の2座のみとなった。その後に彦六座が解散、興行が文楽座のみとなったため、「文楽」という2字の名称が、すべての人形浄瑠璃の代表的存在、ならびにその代名詞と化したものである。
(Wiki先生)
・・・ということらしい。

大本は、仏教の「講式」というもので、講式の最初は解脱上人・貞慶(じょうけい、久寿2年(1155年)- 建暦3年(1213年)の「舎利講式」が最初と言われる。

講式というのは、和文で物語的に語るもの。
当初からなのか、後からなのか、節を付けて読む。強弱高低の演出がある。

おそらく、講談というのも源を同じくするものだろう。

その演出が色々加えられ、物語を語るのに、強弱高低にメロディ、つまり歌も加えられ、三味線の伴奏が付くようにもなった。

そうして発展してきたものだろう。

さて、その浪花節を聞きながら、「これも昭和だよな〜」と思っていた。
テレビの寄席中継も昭和だったと思う。
聞いてる檀徒総代さんたちは、正に、その世代だけれど、さて、この音曲を懐かしく聴ける世代は、やがていなくなる。
それ以降の世代がこれを聞くことは無いと思う。
語る方に魅力を感じて、習い演じる人はいても、観客あってのもの。
その観客がいるとは思えない。
落語、講談は、若い演者もいるし、観客もあるようだけれど、浪曲は、ダメ・・・かも知れない、と考えていた。

それにしても「歌謡ショー」は参った。

仏教から離れすぎ。
まあ、総代さんたちにとっては、楽しめたんだろうが「研修」とは名ばかり感が強いなぁ〜。

「空海一代記」も、浪曲的演出が濃くて、教義的なものからは離れている。
それでも、その生涯のアウトラインでも、聴いていただくことはメリットかも知れないけれど・・・・

そう言えば、講談方面では、例えば一龍斎貞鏡さんが、日蓮上人の話を講談にされていた。
宇都宮仏教会では、お釈迦様の話を語っていただいた。

各宗派のお祖師さまの一代記を作れば、アチコチお呼びが掛かっていいんじゃないか?・・・と思った。

講談には、女性が多い。ものすごく多い。
女性なのに講談師(好男子〜)なんちて・・・(^_-)


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この記事へのコメント

タロウカジャ
2019年11月15日 15:17
信徒総代さん達の会議の後の勉強会は、堅い内容では不満が出るし、柔らかいとグズグズになるし運営がなかなか難しいと思います。
会議の後は、きちっとした研修会が望ましいでしょうが、講師の方に聴かせる力がないと皆さんの睡眠時間となってしまう場合が多いです。
研修の単位が必要なわけではないので聴講される方も力が入りません。
そこで余興で楽しんで頂いて良い協議会だったとお帰り頂くのが無難なんでしょう。
三日ボーズ
2019年11月15日 16:31
まあ、そんな感じですね〜