家が続かない・・・

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小学校の同級生が、仕事の都合で、引っ越すのに、現在の仏壇は持って行けない。
どうしたらいいか?・・と相談を受けた。

こっちの家は処分して、海外に拠点をおいて、観光の仕事をするのだそうな。

元々は農家。
でも、彼は農家はやらずに、自営で仕事をしていた。

彼の家族は海外に行き、母親だけが一人で暮らすという。
母親の面倒は兄弟で見る。

ご覧のような位牌がある家である。
繰り出しの位牌の中にも沢山ある。

これから、それらを折り本の「過去帳」に書き写す作業に入る。

それにしても・・・もったいない。

家も、土地も、位牌も・・・

遡れば、ウチの過去帳では、江戸時代・元禄の頃まで遡れる。
晩年になったら、可能な限り、それらを全部遡ってみられたらいいな・・・と思ってる。
過去帳に記された数多の名前は、そこに、一人一人の、誕生から死に至る人生があり、物語がある。

そういう人が在って、今の我々がいる。

ウチの古くからの檀家さんは、多くが農家なので、その殆どが、同じ土地に住み続けている家である。
建物は変わっても、土地は変わらない。
その上を、家族が「かわりばんこ」、入れ替わりで住んでいる。
知る由も無い遙か昔からの人の営みの時間の流れの中に、我々は、いる。

命も、文化も、文明も、そういう人たちの積み重ねだ。

それを「ご先祖様のおかげ」という。

それも、失われつつある。
ウチの檀家さんも、後に続かない、という家が多くある。
母の実家もそうなのだ。
母の妹の嫁ぎ先の家もそう。

もしかしたら、今、家を守っている人が逝ってしまったら、我が田舎は、人口が激減するやも知れない。
農業は?、土地は?、家は?・・・どうなってしまうのだろう??




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この記事へのコメント

2019年11月23日 13:27
そしてみんな居なくなる、、、

税収は激減して権力者・資本家・政治家は”食い物”が無くなり自ら汗して働かないと生きていけなくなる、、、でしょうか(失礼いたしました。)、。
タロウカジャ
2019年11月23日 16:01
まろやかな人口減少とはいかない地域がこれから沢山出てくるでしょう。
特別の目的がない人々は、厳しい環境に住まなくなると思います。
鉄道がローカルでは、貨物を運ばなくなり、バスに変えてもさしたる不便がないとなると廃線。電気も水道も敷設するコストから自家発電と電池、水もタンク式になると道路の整備だけで済みます。道路に走る車両もAI活用の無人運転。
しんどい仕事は、ロボットと外国人労働者に任せる。
先日のラクビーワールドカップの日本代表の様な人的構成になる。
大体こんな感じで霞が関の方々は考えているのでしょう。
まず、若い人たちが結婚しないし、子供を作らないでしょう。
だからどうする。
三日ボーズ
2019年11月23日 22:17
コメントが返しにくい・・・(^^;)
2019年11月24日 03:40
まあ”現成受用”という事で、、、

その時、のXデイの対応は、。
タロウカジャ
2019年11月24日 22:56
ご住職を困らせるためのコメントではございません。
まことに申し訳ございませんでした。
今後は、内容に留意したコメントをさせて頂きます。



三日ボーズ
2019年11月26日 11:08
いやいや、何でも書いてくだされ。m(_ _)m

宇都宮のLRT新設という愚行に関しての記事に書いたですが、近いうちに関連した記事書きます。

市は、これまでも愚かな行政をやってきてますが、市民はナントカ生きてます。
国だって、碌なコト考えてませんが、国民はナントカ生きてます。
まあ、政治・行政がバカでも生きて行かねばならない我々は、兎にも角にもナントカ生きて行くんだと思います。

役人には「責任」が無い。
政治家は、自分のコトしか考えない。
そちらも、自分の任期中の問題だけで、長期的展望に欠ける。
それでも、我々は生きて行くのでしょう、これからも、