【街の断片】・・・サーカス

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宇都宮の東口の再開発が始まって、しばらく空き地だったところに、サーカスが来た。
そういえば、生のサーカスは見たことが無い。
この時、求人誌では取材に行ってるが、ワタシは行こうとは思わなかった。

サーカスといえば、幼い頃、親の言うことを聞かないと、
「サーカスに売っちゃうゾ」というのが、母の脅し文句だった。
これは何だったのか?
うっすらとサーカスがどういうものかは知っていたのだろう。
旅から旅の生活で、苦労して芸を覚えさせられて人に見せる。

母がそう言っても、その程度の認識だったのに、
ナンダカ怖かった。
それは嫌だ!と思ったのは・・・何だったんだろう?

サーカスと言えば、木下大サーカス。
ネットを見たら、あちこちでやってるのね。
やはり、実際に見るからオドロキもあるのだろう。

サーカスといえば、フェデリコ・フェリーニの『道』を思い出す。
大学の同級生が、加行で山にこもっていたときに「フェリーニの『道』がいいんだよ」と言っていた。
その後、テレビで偶然『道』を見た。

粗野で乱暴者のザンパノが、頭が弱いが心の素直なジェルソミーナをただ同然で買う。
道化の格好で芸をするジェルソミーナ。
ある時、合流したサーカス団のイル・マットが、ジェルソミーナに助言を与え、やがて去って行く。
世の中のすべては何かの役に立ち、ジェルソミーナも役に立っている、それは神が知っているという。
ザンパノはイル・マットを撲殺する。
ジェルソミーナは、イル・マットの死に放心状態となる。
大道芸のアシスタントとして役に立たなくなったジェルソミーナを見捨て、居眠りしている彼女を置き去りにして去ってゆく。
しばらくして、ある街で、耳慣れた歌を耳にした。
それはジェルソミーナがよくラッパで吹いていた曲だった。
町娘にたずねると、ジェルソミーナと思われる旅芸人が、この町に来ていたことがわかった。
ある朝、この旅芸人は死んでいたという。
酒場で暴れた、海岸にひとりやってきたザンパノは天を仰ぎ地にしがみつき、
絶望的な孤独感に打ちのめされ、ひとり嗚咽を漏らし、ラストを迎える。

ニーノ・ロータの曲が悲しい・・・



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この記事へのコメント

タロウカジャ
2020年05月12日 13:51
「道」いい映画ですね。
時々DVDで観ます、昭和29年に作られているんですね。
戦後9年日本国内も異様な活気のある時代でしたね。
それから10年東京オリンピック、高度経済成長につながっていくんですね。
ご住職の一枚の写真から色々なことが思い出されます。
この作品のようなものはもう作られないのでしょかね。
三日ボーズ
2020年05月12日 22:52
その時代が撮らせた映画というものがあるのでしょうね。
「三丁目の夕日」など、懐古的に作ったものとは違うものが。
同様に、過去の映画や、特に「テレビ映画!」に写る「時代」というものが、なかなかの魅力。