時は待たずフィルム写真の道は狭まる

富士フイルムイメージングシステムズ株式会社は1月15日、プロ用ネガフィルム「フジカラー PRO400H プロフェッショナル」の生産終了を発表した。
出荷終了時期の見込みは、135(36枚撮り単品)が2021年3月、120(5本パック)が2022年3月。
生産終了の理由は、生産効率の向上や経費削減などのコスト吸収につとめてきたが、使用する原材料の一部の調達が困難になったためとしている。
「原材料の一部の調達が困難になった」というのは、体の良い言い理由付けにも思えるし、代替品を求める、同じような物を作るという力を傾けられない、ということだろう。
まあ、ブロニーはあと1年使えるから、今まで撮ったことの無いカラーネガで撮ってみようか、と思う。
結局の所、一度潰れたコダックが、分業化してフィルムを作り続けている。
大きな会社なんだから、富士フイルムという会社の元なんだから、写真文化を守るというのが企業の責任だ。
だから、例え赤字でも、他で稼いで、これは死守するのだ!・・・という理屈は通用しないのが今の社会と企業ということか。
本田宗一郎さんの一存で会社が動く、というようなことはもはや成り立たない。

フィルムは、コダックが良い物を作ってくれている。
カラーネガならポートラもあるし、モノクロもある。
ヨーロッパにも新たにモノクロを作る企業も出ている。
フィルム写真の文化は当面守られるだろう。
何とも高価な趣味、ということになってしまったが・・・
個人的には、ポジフィルムに残って欲しいが、これこそフーゼンの灯火かも知れない。
そもそも「銀」を使うという点でアカンのかも知れない。
嗚〜〜〜呼っと。

この記事へのコメント
”とてもじゃないけどフイルムなんか使ってられない”、、、だそうですね、。
アマチュアもほとんどがデジタルに移行していて、撮影地でアマチュア集団に遭遇すると100%がデジカメです、、、対して個人活動の方はフィルム撮影が多いですね、、、特には中判カメラ使用ですが、35mm判は殆ど見かけません、、、。
せめてポジフィルムは生き残って欲しいものです、小生の寿命年数残、あと20年位?は(;^_^A、、。
今や、現像の上がりを待つこともなく、パソコン直結で撮って、物撮りでもアイドルでも、その場で確認、ですからね〜。
フィルムは趣味と、芸術性という方向ですね。
「やはりフィルムが好き」という人たちがどれほど残って行くか?
人が残るのか、フィルムが残るのか?
まぁ,デジタルはそもそも再生する機械が無ければその段階で終了ですが…。
MO vhd xdピクチャーカード 我々は様々な規格を(現段階で)食い潰して来たんですねぇ。(CFも片足突っ込んでますかね) そのうち今のライトノベルの異世界奇譚のように水晶に保存という風になったりして。(確か日立が研究していたはず)
膨大な「作品」も、デジタルなら物量になっていないので、そういう変な意味では良いのかも知れません。
私のもそうです。
今は、家族の写真だけはちゃんとしておこう、と分別ちう。