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zoom RSS デジタルカメラと商業印刷の噛み合わない関係

<<   作成日時 : 2013/09/19 00:00   >>

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本屋さんに行ったら、パナソニックGH3の解説本が出ていたので、買ってきたものの・・・

「日本カメラMOOK」というもので、カメラ雑誌の老舗の一角「日本カメラ社」の発行。

・・・なのに・・・

実は、この印刷の上がりがとっても悪い。
そもそも「このカメラは良いのだよ」という本なのに、その肝心の写真の印刷が実によろしくないのです。
実に「ガッカリ」なのでありまする。

精細感はあります。見事なほどに。

「えっ?髪の毛とか、こんなに細かい所まで写っちゃうの?!」というくらい、良く撮れているのがわかります。
これなら、1600万画素のマイクロフォーサーズで十分じゃん!・・・という感じなのですが・・・

問題は「色!」なのです。

これは以前も書いたと思うのですが・・・どうしてこうなってしまうのでしょう。

この類いの本の写真の色の出方が、どれもこれもひどい色なのです。

カメラの写りの良さ、性能の良さを宣伝するための本なのに・・・!?

全体に寝ぼけた感じ、とでもいうのでしょうか?
全体にスミ網5%がかかったような感じで、色もくすんでいたりして不自然。

黒が全然しまっていません。
4色分解のスミ版を抜いてしまったような感じ。

きっちり解像はしている感じで、シャープネスも「不自然さギリギリ」の感じでかかっていて、実にシャープなのに、全体的に眠たい感じになってしまっているのです。

これが、どういう原因なのかは分かりません。

この上がりを見て、DTPのオペレーターも、カメラメーカーの人も、編集者も「これでいい」と思っているのでしょうか?
それは絶対におかしい、と言わせてくださいな。

「こんな色なら、オレ、買わね」・・・と言いたくなる印刷上がりです。

ホントに、この印刷の悪さは何に起因するのでしょうか?

RGBのデータを、YMCKという4色のデータに換える時に「何か?」があるのではないか?と思っておりましたが・・・・

ちなみに、この『GH3 WORLD』という本は「大日本印刷」が印刷したものです。

『日本カメラ』誌も、デジタルとフィルムの写真を混在した印刷をしていますが、極端な差を感じません。
『アサヒカメラ』誌のグラビア印刷など、デジタルとフィルムの区別が付きにくいくらいに良くなっています。

デジタルだから悪い、という訳でもなくて、例えば『デジタルカメラマガジン』誌などは、当然ながらほとんどオールデジタルであるにも拘わらず、印刷の出来は、とてもよいものです。

また『風景写真』誌も、デジタルとフィルムの混在ですが、どちらも遜色ない出来です。
ちなみに『風景写真』誌も、大日本印刷(株)です。
『デジタルカメラマガジン』誌は、共立印刷(株)。

『風景写真』誌は、デジタルもフィルムもキレイに調子が出ていますが、較べると、フィルムから製版した写真は、デジタルよりも、コントラストも、色も、トーンも素晴らしいものです。
フィルムの多くは、中判ですが、高画素デジタルよりも、一線を画している感じがします。
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大学を出てから、結構長く印刷関係に関わってきましたが、DTPになる以前に印刷屋は辞め、独立してからも、自分が直接DTPに関わることをしなかったので、実は、MacによるDTPの前線は知りませんし、現在の状況もよく分かっていないのですが・・・

なんとなく思うのは・・・(ピントがズレていたら申し訳ないのですが)・・・

デジタルからだって、フィルムからの製版に近い、チャンとした製版ができるという面がありつつ『GH3 WORLD』という写真の上がりが極めて悪い本がある、ということを考えると・・・

もしかしたら『GH3 WORLD』という本は、製版をホントのDTP、つまり、すべてをパソコンに取り込んでやっているのではないだろうか?

一方『風景写真』とか『デジタルカメラマガジン』などは、昔からの4色分解製版の延長上にあるシステムを使って、デジカメのデータも取り込んで作っているのではないだろうか?

だれか、分かる人がいたら、教えていただきたいm(_ _)m

フィルムの写真も、テキトーなスキャナーでスキャンしてDTPで印刷物を作ると、デジカメと同じ仕上がりになってしまう、ということも経験しています。

『風景写真』の写真(フィルムの)は文句ない仕上がりですし『デジタルカメラマガジン』のデジカメの写真の仕上がりも良い物です。

『風景写真』の写真は、しっかり4色分解されているものであり『デジタルカメラマガジン』の写真も、それと同等の仕上がりですから・・・

昔からの延長上にある4色分解の製版システムで作れば、デジカメの写真も、フィルムのそれに近くなって、違和感の無い仕上がりになすのではないか?・・・と思います。


ただ、やはり疑問なのは、この本の制作に関わった人間や、メーカーの人間が「このひどい仕上がり」で「よし」としているということです。

これは「GH3」の本だけがひどいわけではなくて、他のカメラの本も、ほとんどが同様の仕上がりなのです。

お店プリントや、パソコンで見ることに、カメラによる目立った違いは無い!・・・ということは、先日検証しました。

それが、どういうわけか一部の商業印刷に限って仕上がりが極めて悪い、ということはどういうことなのか・・・?


今のところ、私が考えたことは以上のような結論です。


そういえば、以前、年賀状の印刷を、初めてデジカメのJPEGから一発でやった時に、最初、やっぱり色がくすんでしまって、全体にスミ網5〜10%という感じになってしまったことがありました。

その時は、元データをPhotoshopにて「白」の箇所を抽出することで全体の色の「くすみ・濁り」は取れ、全体のコントラストが良くなった、という経験がありました。

これから、印刷をしてみたいと思っている、というか、デジカメの使用目的の、本当の目的は印刷使用なので、この「仕上がりの悪さ」という問題は、立ちはだかる、大問題なのであります。






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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
印刷上がりの良し悪しは造り手の力量ですかね、、、

昔ニコンのコンデジとエプソンのプリンターで風景を2Lサイズに印刷したモノを知人と見せ合いましたが、、、質感にかなり相違があり、相方が首をかしげてました、、、被写体は別々ですが、向こうはコンデジもプリンターも同じメーカーのワンランク上のクラス、更に高い現像ソフトを用いて、パソコン技術もあちらが上、にも関わらず眠たく発色の悪い写真でした、、、

なぜそんなにキレイに写る?と聞かれましたが「あんたの腕が悪い」とは言えず、適当にゴマカシましたが、。

デジ一眼による自費写真集で、上がりの悪いモノがあります、、、これは何故?かと思いますが判りません、、、機械からペーパーまで全て検証が必要でしょうか、、、あと失礼ながら撮り手の力量も、。
007
2013/09/19 04:29
一般のプリンター、ディスプレイ、お店プリント等ではまったく問題ないのですが、どういうわけか、4色分版の印刷に限って、DTPが悪さをしている感じがします。これの原因がよくわかりません。

これは、商業印刷などの分野なので、かなり専門的な見方と、印刷業務の経験がないと分からないことになろうかと思いますし、一般の方には接点の無いことかと思います。

本屋さんで、デジイチの解説本を見てください。
特にこの「GH3」のは印刷が悪いです。
同時に『風景写真』誌を見てください。
印刷の上がりの違いを分かっていただけると思います。
三日ボーズ
2013/09/19 08:31

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