御神輿に人が乗ってはイケマセン

みや祭り2.jpg
これは、もう、随分前に書いたけれど、またまた気になったので書きます。
宇都宮の「ふるさと宮まつり」というのが、8月の第1土曜と日曜に宇都宮市の大通りで開かれておりますが・・・
SNS等に、御神輿に人が乗ってる写真が多数アップされていました。

「おみこし」と打つとATOKは「御神輿」と出す。
元々は「輿(こし)」に「御」を付けて「御輿(みこし)」だったんだと思う。
本来これで十分なんだけど、それにまた「お」をつけて「おみこし」となって、神様が乗るんだからと「御神輿」という字が当てられたんだと思う。

「輿」だけだったら、葬儀の出棺の際に棺を載せるのが「輿」でありますよ。

御神輿は「神様を乗せて運ぶもの」。
たとえば、普段は神社におわしまします神様が、お祭りの日に氏子町内に出る。
あるいは御旅所などへ行くとかされるときに、一時的に鎮まっていただきお運び申し上げるものが「輿」であります。

それを台車(御所車、牛車)に乗せて曳くものなどもある。
祭りによっては、御輿の巡行に山車(山)、 鉾(ほこ)、だんじり、などの屋台になるのもある。
これは人が乗るが、ああいうのは確か、御神輿のオマケみたいなんじゃなかったっけか?

以前、三社祭とかで担ぎ棒に人が乗ってるようなことがあり、それは確か禁止になったはず。
そのイメージだけが伝わっているのだろうか。

宮まつり1.jpg
以前、その「宮まつり」に出て御神輿を担いでくれないか?・・・と自治会関係から言われたことがあった。
人が足りないから、と。

いやいや、穢れに触れてるワタシは担げません、とお断りした。
そもそも、担ぐのは「氏子」に限られるはずだ。

御神輿の何たるか、という基本中の基本的知識の無いままお祭りに参加する、ということ自体があり得ない。

この「宮まつり」は、先に述べたように、市の観光課がやってること(正しくは宇都宮観光コンベンション協会とか青年会議所とか)で、確かに「祭るものが無い祭り」ではある。
御神輿だって、頼まれて大通りを担いでるだけで、神様を乗せているワケでは無い。
でも、テレビの中継を見たら、市街地中央に鎮座する二荒山神社階段を上ってるシーンがあった。
あれは、見逃せない。
大通りで遊んでるだけならいいが、神域に入るのは問題だ。
まあ、あの急階段を人を乗せたまま上れないから、降ろすとしても、やはり御神輿というものを扱うには、載せてなくても「神様を乗せる物」という大前提は忘れて欲しくない。

差別と言われるかも知れないが、女性が乗ってることが多く、これこそ以ての外!・・・であろう。

小さな鳥居が乗ってるものもあり、それを跨いでたり、真上に尻があったり、信じられない光景が展開しているようだ。
この日、ワタシはいつも、仏教会の「灯ろう流し」をしていて、宮まつりには行けないのだけれど・・・

みや祭り3.jpg
どこの祭りに行っても、かけ声が「セイヤッ、セイヤッ」になってしまっているように、御神輿に人が乗る、それも女性を乗せる、というワケノわかんないイメージだけが、残像のように焼き付いてしまって、あちこちヘンな祭りになっちゃってるってことでしょう〜かね〜〜?!

お祭りのなんたるかを知らないで、雰囲気だけで、あるいは勝手な思い込み、というか、思い込みも出来ないような勉強不足の輩によって、お祭りが変えられてしまう。
「のり」とかいうもので片付けちゃいけない民俗的・歴史的バックボーンがあるということが分かってないと、祭りに参加する資格は無い、と思う。

葬儀が、同じく無知な葬祭ディレクターや営業によって、変えられてしまっているのと同じ、か・・・





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